こんにちは。
自由が丘のセレクトショップ「シンフーライフ」バイヤーの青柳です。
ただいま、ウチの会社では、2019年卒の新卒採用活動の真っ最中です。
平日は通常通り勤務し、休日は会社説明会やイベント参加で休みなし。
風邪を引いても、熱があっても。代わりはいない。気力で頑張る43歳です。
就職イベントでは、沢山の学生さん達とお話する機会があります。
ウチの会社は、ファッション系のため、学生さん達からの
このような質問とご希望がかなりの割合で耳に入ります。
「バイヤーになりたいけど、大手に行くと販売員から始まって、何年も販売員をしなくてはいけない
(だからどうなのかなーと思って)」というようなご意見。
うんうん。そうだよね。販売員辛いよね。
と私も言いたいところですけど…
一寸考えてみて欲しいんです。
そもそも、バイヤーというのは、会社の売上(利益)を左右する重要なポジションです。
買い付けたものが売れなかったら利益にならないし
利益がでなければ会社はお給料も払うことが難しくなります。
買い付けというのは先に商品を購入しなければいけません。
会社の規模にもよりますが1シーズン数百万~数千万の買い物の
判断をバイヤーにゆだねるわけです。
そんな大金を、親でもない会社が、実績も出せる保証のない人間に
渡すのか?
冷静になって考えなくてもわかることですよね。
私は大手のファッションの会社にいたことがないので詳細はわからないのですが
大手の場合はこんな流れではないのでしょうか。(学生に聞いた話しから判断しているので詳細は不明)
販売経験→店長に→実績が認められてバイヤーに
ただ突っ立って、販売経験が長いだけで売上を上げられないようでは
そもそも店長にもなれないですし、店長になったとしても会社が認める実績をださなければ
店長はおろかバイヤーにもなれないでしょう。
「販売経験を長く積めばバイヤーになれる(かも)」
「大手じゃなくて中小ならバイヤーに早くなれる」
というそもそもの考えが間違いなのです。
そうなんだ、でもできれば早くなりたいよ、どうすればいいの?
それはまた次回の記事でお話ししますね。
セレクトショップ・シンフーライフ 店長/ウェブマーケティング/バイヤー
10年以上のバイイングとECサイト販売の経験から得た商品選びのポイントや業界裏情報、自分が働いている中で衝撃を受けたファッションの話題を提供しています。