本日は、今季取り扱いがスタートした
ばかりの注目ブランド
Patrizia Bonfanti
(パトリツィア・ボンファンティ)
のご紹介です。
ここでちょっと買い付けの裏話を
お話しさせていただきます。
展示会では、膨大な商品の中から
厳選して買い付けをするのですが、
やはりトレンドというのはありまして。
似たような靴ばかりが
ずらっと並んでいることもあったりします。
そんな中、他とは違うオーラを放っていた
こちらのブランドのブーツたち。
厚底なのに、
なんでこんなに上品なんだろう。
キレイだな~なんて思いながら
何気なくブーツを手に取り、
「?!?!」とびっくり。
このブーツ、
見た目からは想像できないほど
めちゃくちゃ軽いんです。
軽い靴というのは
今時そんなに珍しくないのですが、
ブーツで、
こんなにエレガントなのに
こんなに快適というのは
なかなかありません。
買い付け当時はパンデミックの影響で、
まだブランドの担当者が来日できず、
直接コミュニケーションが
取れるのはリモート通話のみでした。
イタリア時間が朝になるのを待ち、
ビデオ通話を繋いだ会場のPCで
画面に向かって質問しまくる私・・・・
(よく考えたら
けっこうシュールな光景ですよね・・・)
早朝からリモートで質問に応じてくれた営業の
ミケーレさん。
パトリツィア・ボンファンティ
の靴が作られるのは、
イタリアの中でも最も靴づくりがさかんな
トスカーナにある、
世界的ブランドの靴生産も
請け負う工房。
(なんとデザイナー・パトリツィアの
お父さんの工房だそうです)
イタリアの伝統的な皮革技術と
職人によるクオリティを重要視しつつ、
それでいて毎日使いやすいように、
デザインは都会的でモダンに
仕上げることがコンセプト。
また、デザイナー自身が
トレンドのためだけの靴は作らないと明言しており
「流行りよりも自分が心地よいと感じで、
自分らしくいられることが大切。
ファッションのために何かを犠牲にすることなく、
本当の意味で使いやすくて自分らしい」
そんな靴作りを目指しているのだとか。
やりすぎ感が一切ないのにおしゃれで、
質が良いのに気軽に履ける。
しかもノンストレス。
そんな痒いところに手が届くデザインの裏側には
こんなコンセプトがあったのかと納得です。
私が最初に手に取ったのがまさにこちら。
ブランドの定番でロングセラーシリーズのリニューアルバージョンです。
Reebokなどの有名靴メーカーも使用する最新素材を使用することで、
耐久性&軽さが格段にパワーアップ。
なみなみの厚底ソールがおしゃれですが、
まるでなにも履いていないような軽さ。
ほっそりした足首周りはリブニットで暖かく、
ぴちぴちしていないのでふくらはぎを強調せず、
すらりとした脚線美を演出。
早くも人気でブラックはサイズが欠けてきています。
人気のレースアップブーツも登場。
軽い上、指先周りにゆとりのあるデザインなので、
厚手の靴下と合わせてもきつくならず、快適。
靴紐で足首周りを調整・固定できるので
パカパカすることもありません。
オールブラックと、コバの色使いが
なんともおしゃれな
ブラック×アイボリーの2色展開です。
ハードな印象のコンバットブーツを
優しいトープカラーで作った高感度な1足。
ほっこりかわいらしいリブニット素材は
「ブーツあるある」なくるぶしがあたって痛い!
を防ぐ機能的な役割も。
すっと美しい細身デザインは
ニュアンスカラーでも膨張することなく、
すっきりまとまります。
シーズン問わずに使える汎用性も魅力的。
「あ、今日ブーツ履いてたんだ」
と思ってしまうほどの
驚きのかろやかな履き心地。
大注目の新ブランドをぜひご体感くださいね。
本日も最後までお読みいただき
ありがとうございました!
セレクトショップ・シンフーライフ 店長/ウェブマーケティング/バイヤー
10年以上のバイイングとECサイト販売の経験から得た商品選びのポイントや業界裏情報、自分が働いている中で衝撃を受けたファッションの話題を提供しています。