イシカワブラシってご存じですか?
その名前の通り、「石川さん」がつくっている「ブラシ」です。
「超高級」な洋服ブラシで有名で、伊勢丹や有名デパート
高級セレクトショップに置いてあります。
断捨離とか、コーディネイト提案などの書籍では
かなり高い確率でスタイリストさんに紹介されています。
安いもので1つ5万円。
12万円のものもあります。
なんでそんなに高いのか?
このブログを見終わった頃には、安いと思うはずです。
カシミヤコートや上質なウールのコート、シルクのニットなど。
毎年クリーニング代がかさむのよね、というかたには
是非読んで頂きたいです。
昔は、暖かい衣類と言えば、分厚い素材のものが常識であったため
お手入れも表面のほこりを払う目的で
主に豚毛の固い洋服ブラシがよいとされてきました。
しかし近年のファッションは、薄くて軽くても暖かい生地が
どんどん主流となったため、豚毛の洋服ブラシでは
カシミヤやシルクなどにはきつすぎるのです。
そこで台頭してきたのが「馬毛」ですが
それでも馬毛ならどこの毛でもいいといういわけではありません。
ブラシ職人の石川氏は、長年の研究により
尾の根元に生えている、毛皮でいう羽毛に当たる特殊な毛
「尾脇毛(おわきげ)」
が最も高級素材のお手入れに適しているということを
突き止めました。
この「尾脇毛(おわきげ)」でつくられた洋服ブラシ「石川ブラシ」は
カシミヤ、和服、絹物などの、細かい埃をキチンと払いだすだけでなく、
生地の表面を整え、生地本来の風合いを保ってくれます。
上質素材は、クリーニングに出すと、素材が痛み、劣化を促進させます。
なので高価なスーツやコート類は「高級服専門のクリーニング店」に
だすことになるのですが、
その場合、スーツであっても1-2万、カシミヤコートや毛皮類であれば
5万以上はくだらないもの。
毎シーズン数万円かけているクリーニング代が
洋服ブラシ1本で
「0円」
になることを考えると、10万円の洋服ブラシが
「むしろお得」
であることがおわかり頂けると思います。
そんなイシカワブラシですが、注文が殺到しており
一流セレクトショップやデパートでも
なかなか手に入れることが出来ない状況です。
もちろんシンフーライフでも。
いま(10月)にご注文頂いた場合でも、約1ヶ月
お待ち頂いております。
イシカワブラシが、何故入手困難なのかは
次の記事で書きますね。
セレクトショップ・シンフーライフ 店長/ウェブマーケティング/バイヤー
10年以上のバイイングとECサイト販売の経験から得た商品選びのポイントや業界裏情報、自分が働いている中で衝撃を受けたファッションの話題を提供しています。