【第41話】
この物語は、キャリアウーマンの
「ワンコ」とOL達が繰り広げる
リアルお悩み相談バラエティです。
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【登場人物】
ワンコ:
入社3年目。
社長がスカウトしてきた毛並みの良い猫。
シンフーライフで最も利益を生み出す
スーパーキャリアウーニャン
タダシ:
ワンコの部下。32歳
ミノリ:
シンフーライフのエース社員。
32歳。独身。
ユキミ:
入社4年目。26歳。
ワンコと同期だが、新卒入社。
フミエ:
ワンコの会社の先輩。
バツ1、子供ナシの43歳
————————————–
会社帰りにシンフーライフの
メンバー5人で居酒屋に
————————————–
でも、本当にびっくりですよ。
社長からワンコさんが、
3か月以上日本中周るから、
その間はみんなでがんばってって。
ワンコさんいなかったら、売上落ちるし、
がんばったところで
たかが知れてますよ。
・・それを言い切る
あなたが相変わらず
すごいよね。。
でもいいなー。
仕事でも、日本中を周れるんでしょ。
しかも社長いないし。
たしかに!
最初はどこ行くんですか?
大阪に行ってきます。
なんでも、すごい質の良い
傘屋さんがあるって聞いたので。
傘って、結局安い消耗品か、
すごく高い日本製の
伝統品に分かれてるところあるし、
その中間で気軽にモテて、
失くしてもショックがそこまで
大きくないけど、
オシャレな人のコーデを
損なわないような傘って
あんまりないよね。
ワンコさん!!
(びくっ!)
うーうー
ワンコさん、タダシ君ですよ。
威嚇しないでください。
あ、すみません。
突然だったから、
反射的に敵対行動をしました。
・・・僕も気軽に
モテたいです。。。
傘を?
違いますよ。
女の子にモテたいんです。
気軽に。
・・まず、キャバ嬢に
入れこむのはやめないと
無理じゃないかな?
ユキミちゃん、
それはやめたのよ。
そういえば、あの後、どうなったのよ?
ワンコちゃんに超絶美女を
紹介してもらってたじゃない(ニヤニヤ)
※その時のお話はこちらから
それなんですけど。。
すみません、頂いたチャンスを
活かせませんでした。
・・・どうしたんですか?
ワンコさんに紹介された、
アリサさんに会ったらすげー
かわいくて舞い上がっちゃって。
そしたらあんなかわいいのに、
ワンコさんから将来有望な
後輩って聞いてます。
って目をキラキラさせてるんで
とうとうおれもモテ期きたなって
思ったんですよ。
えーーーなんですか、その話。
タダシ君にそんなことが
あるんですか?
(小声で)いいのよ。
色々あるのよ。
俺のやっている仕事とかも、
いちいちすごいすごいって
聞いてくれて。
まあ、高級クラブのキャバ嬢だから、
褒め方も上手だとは思うんですけど、
あれは、半分以上、
本気で思っていたっていうか。。
(全然、進歩してない。。)
それで、ひとしきり、
話し終えたときにアリサさんが
「わたし、キャバ嬢って知ってます?」
って言うんで、ワンコさんから、
聞いてます。六本木の有名店の
ナンバー2なんですよね。
すごいなと思って。
って言いました。
そしたら急に悲しそうな顔して、
「なんかタダシさんみたいな
真面目そうな方だと
こういう仕事してる女性って
嫌ですか?」
なんていうもんだから、
いや全然。って言ったら、
「でも、そうは言ったって
こういう仕事の人と
付き合ったことないでしょ?」
「お付き合いしてほしいって
思う男性は、実際はみんな
遊び目的なんですよ。
私、本当の恋がしたいんです。。」
っていうから、
ここがポイントだと思って、
いえ、全然僕は大丈夫です。
自信があります。って
しっかり伝えたんですよ。
・・・しっかり伝えた。。
はい。そしたら、アリサさん
「タダシさんは素敵な方だし、
もっと素敵な普通の子もいるのに、
なんでキャバ嬢の私と
付き合ってくれるんですか?
そんな自信に満ちてるなら
なんか納得できる話が聞きたいです」
っていうんで、
最近まで他のキャバ嬢の子が
好きだったんで
全然偏見とかないです。
って言ったら、突然、顔が輝いて、
「え、どこのキャバクラですか?」
ってきいたから、
「立川にあるミカヅキ・アモーレって
とこの子です」って言ったんです。
そしたら・・・
表情が一瞬で
曇ったんですね。。
・・・はい。
「私、そんなところのキャバ嬢と
一緒にされたんだー。帰るね♪」
・・って言われました。
(こんなに簡単に
シナリオ通りにひっかかる人って
いるんだ。。)
その後、そっこーでLINEに
あれは遊びっていうか、
本当に好きなんじゃなくて、
本当にいいなと思ったのは
アリサさんだけだから
って、誠意が伝わるような内容を
3回にわけて送ったんですけど、
全く連絡つかなくなって。。。
(すごく、気持ち悪い・・)
ワンコさん!申し訳ありません!
なんかもっと早くにご報告しないと
いけなかったんですが、
なんか男のプライドが邪魔してっていうか。。
なんかあれだけワンコさんに
念を押されたのに、軽はずみに
言ってしまった自分が
情けなくて言い出せませんでした。
タダシさん、大丈夫ですよ。
気にしないでください。
でも失敗しても、
報告はしっかりしましょう。
もっと早くに言ってれば、
私の方がアリサさんに
フォローできたかもしれませんし。。
そうだったんですね!
ますます、惜しいことしたなー
仕事も同じです。
私がいない間は、ミノリさんとかに
報告するわけですから、
今日のことを生かして、
迅速に報告してください。
もちろんです!
なんでだろう。
全然、明日からも前と
変わらない行動してるタダシ君が
イメージできるのは。。
あ、それでなんです。
だから、気軽にモテる方法が
ないものかなって。
アリサさんほどの美女じゃ
なくてもいいんです。
普通にいい子にモテモテに
なりたいっていうか。
タダシ君の分際で、
すごいこというよね。
そんな方法あるわけないじゃない。
あるにはあります
あるにはあるんですね!
確かに本当に、
いい男、いい女になるには、
不断の努力が必要です。
容姿には気を使い、
あらゆる場面で頼りになる
知識・知恵を身に着け、
身体のラインも常に気にして、
相手の気持ちを汲み取り、
謙虚で心の広い人になる
必要があります。
いるんですか。
そんな人。。。
しかし、タダシさんが
そこまでなれるかも
わかりませんし、
またなれるとしても、
たゆまぬ努力の年月が
必要です。
そうなんです。
だから絶対に
無理なんです。。
(やる気くらい出せよ。。)
もちろん、最終的にはそうなって、
タダシさんがいいなあと思う
女性を幸せにしてほしいですが、
モテだけならタダシさんでも
案外簡単にできます。
え!!
はい。次週に続きます。
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