ドットワイ 横浜スカーフ 手捺染 工程 職人 作業風景

ファッションブランド

【特別公開】世界トップクラスのシルクスカーフ(横浜スカーフ)染める日本の伝統職人技とは

リュクスな光沢感と鮮やかで繊細な発色
やわらかく滑らかな肌触りのシルク100%

母の日ギフトや誕生日プレゼントに人気の
『ドットワイ-.Y』のシルクスカーフ。

『ドットワイ-.Y』ブランドサイトはこちら

世界最高水準の技術を誇る横浜スカーフブランド『ドットワイ-.Y』とは?

ドットワイシルクスカーフイメージ画像

世界を席巻した初めてのスカーフブランドは、日本の「横浜スカーフ」でした。
1876年セントルイス、1878年パリ、そして1880年メルボルンと、当時世界最高の万国博覧会において、数々の賞を受賞。
長い間、世界最高のスカーフとして君臨し続けました。

しかし、関東大震災、第二次世界大戦…日本を襲った未曾有の災害が、ひとりまた一人と一流の職人を消し去っていき、世界中を虜にした横浜スカーフは過去のものとなってゆきます。

『ドットワイ-.Y』は、そんな横浜スカーフを、再び世界のトップブランドとしてよみがえらせようというコンセプトのもとに生まれたスカーフブランドです。

150年受け継ぐ匠の技術「手捺染」

スカーフの製造技術やデザインなどの情報は、圧倒的に横浜に集中しています。
中でも「横浜スカーフ」の手捺染(てなっせん)の技術は150年の伝統職人芸として有名です。

手捺染とは、型の上に流した染料をスケージを使い手作業によって染めていく手法です。
白の生地を1枚ずつ版画のように手作業で染めていきます。
色や柄で何回も型枠を付け変えるのでとても手間のかかる作業です。
そのため職人の技術等により仕上りにも大きな差がでるのが特徴です。

この技術水準はフランス、イタリアの水準と同列であり、特に絹のウス地プリント技術は世界一と言われています。
横浜スカーフは現在もその伝統を守り続け、世界に誇れる品質のスカーフを生産しています。

今回は、特別な許可を得て職人さんの仕事場にお邪魔し、
手捺染の工程を見させていただきました。

この素晴らしい技術をより多くの方に知っていただけたら
嬉しいかぎりです。

地張り(じばり)

横浜スカーフ 地張り(じばり)1

手捺染はこの様な斜めの染色台で作業をします。
台には温水や電熱で熱が発生して布の上にのせた染料糊が速く乾くようになっています。

捺染台に生地を貼り付ける作業を『地張り(じばり)』といいます。

捺染台をキレイに洗浄してから、シルクの生地をロールままくるくる広げていきます。

横浜スカーフ 地張り(じばり)2

この際、生地の繊維の目が少しでも曲がっていると、
染めた時に柄が若干歪んでしまったり、細かなムラができてしまうため、
神経を尖らせて、生地を正確に平らに整えるとても重要な工程です。

感覚を研ぎ澄ました職人さんの真剣な眼差しに、
こちらまで緊張感が伝わってきました。

手捺染(てなっせん)

横浜スカーフ 手捺染(てなっせん)1

型枠に染料を流し、その上をスキージというヘラで染み込ませる染め方を『手捺染』といいます。
1色ごとに型を作成し、1色ごとにスキージングします。
今回のスカーフは7色使用しているため、型が7枚あります。

横浜スカーフ 手捺染(てなっせん)2

染料受けに染料を流し込み、一気にヘラで上から下に刷ります。
色むらなどができないように、職人さんが常に力加減やスピードを調整します。

横浜スカーフ 手捺染(てなっせん)3

長い染色台の上を1枚ずつ型を移動させながら、慎重に丁寧に染めていきます。

一色分染め終わるとまた型を変えて調整を行い染めていく
神経をすり減らす作業を繰り返します。

一色一色、命を吹き込むように染められていくスカーフは、
型が変わるたび輝きを増します。

横浜スカーフ 手捺染(てなっせん)4

この先も長い行程があります

この手捺染の作業が終わった後ですが、
『乾燥』
『蒸し』
『水洗・乾燥』
『仕上げ』
と実はまだまだ長い行程があります。

職人さんのお力をお借りして、手間暇を惜しまず丁寧に制作していただき、
生まれたのがドットワイのシルクスカーフです。

今回染めていただいたのは、イタリアをテーマにしたスカーフで
2017年春の販売を予定しております!
お楽しみに♪

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