こんにちは。シンフーライフバイヤーの青柳です。
突然ですが、医療用帽子(ケア帽子)というものをご存知でしょうか?
医療用帽子は脱毛時期の敏感な頭皮を優しく包み込み、かゆみや痛さ・冷えから頭皮を守ってくれる帽子です。 帽子として外見をカバーするだけでなく、頭部手術後や抗がん剤治療後の脱毛した頭皮の保護・円形脱毛症で敏感になった頭皮のケア・エアコンによる冷え対策等、医療用帽子にはたくさんの役割があります。
引用:医療用帽子について – tendre(タンドレ)
医療用帽子というものを初めて知るきっかけになったのは
昨年(2022年)の夏、うちのオリジナルスカーフを縫製していただいている
縫製工場さんへご挨拶でお邪魔した時のことです。
スカーフの縫製工場の事務所とあり
さまざまな色柄、形のスカーフが飾ってあったのですが
ふと目に止まったのが、マネキンさんが被っている
シルクスカーフ。
これはなんですか?と訪ねたところ
こちらの工場さんで縫製を行っている頭に巻くタイプに
加工したスカーフだそう。
抗がん剤治療や、脱毛症で悩む女性にニーズがあるとのこと。
先日は、がんの治療で、髪の毛が抜けてしまった奥様のために、
旦那様がヘッドスカーフをご購入されていったと
お話されていました。
私は現在49歳で、抗がん剤や脱毛症で悩んだことはないのですが
最近白髪や、髪の毛が薄くなり始めたことに
危機感を感じています。
病気でない状態でもそんな意識なのに
もし実際に体験したら、女性として
とても深刻な悩みになるんだろうなと
非常に共感しました。
髪の毛は、女性にとってお顔の一部。
女性にとって髪の毛のトラブルは
お顔にトラブルが発生するのと変わらないですよね。
髪の毛が抜けたことによるネガティブなメンタルを
和らげ、サポートしてくれるのが
医療用帽子の役割。
医療用帽子にも様々な種類がありますが、
女性だから、その日の気分を上げるために
いろいろな種類の色柄で楽しんでほしい。
シンフーライフでは、横浜の伝統シルクスカーフを
10年以上取り扱っていることもあり、
髪の毛の問題で悩む
女性の気持ちを少しでも華やかにサポートしたいと
言う思いで、シンフーライフの扱う横浜スカーフで
医療用のスカーフを作りました。
うちの父は、10年ほど前に
75歳で肺がんで亡くなりました。治療中は
抗がん剤治療を行っていて、髪の毛なかったです。
いつもケア帽子を被っていたのですが
おしゃれを気にするタイプの人間だったので
かっこいいケア帽子がないと言ってました。
うちの姉が、文化服装学院卒業生で
ミシンが得意だったため、作ってよと頼んでいて
姉は肌に優しい素材か何か?をつかってプレゼントしていました。
父は、これすっごいいい!と喜んでたのを
覚えています。
今回紹介するヘッドスカーフは天然のシルク100%なので
とっても地肌に優しいです。
シルクは、天然素材でお肌と同じ主成分なので
肌との親和性が高いうえ、しっとりなめらかで
つけ心地よくなんといっても軽やか。
夏は涼しく、紫外線をカットする効果があります。
冬はお肌を暖かく保つ効果があります。
糸が細いから肌への刺激も少ないです。
シルクへのプリントは、日本の伝統技術
手捺染で染めております。
縫製も国内で行う、完全な日本製であるというところも
安心感を誘ってくれます。
ケア用の帽子ですから素材が肌に優しいのは
当然ですが、
素材が肌に優しいだけならば、たくさんあると思います。
もうひとつ足りないところがあるならば。。。
そう、ポイントは「おしゃれ」であること。
長期間に渡る治療を一緒に過ごすからこそ
気分を上げてくれるもう1つのスパイスが必要ですよね。
頭への巻き方はとても簡単です。
スカーフについてる穴に両端を通すだけ。
もし治療を終えて、髪の毛に巻く必要がなくなったとしても
こちらのスカーフは、普通にお首に巻くおしゃれなスカーフとして
使うことができますから、治療が終わってもタンスの奥にしまう
必要はありません。
女性は髪型によって雰囲気も変わるし
髪型を変えることによって気持ちもまったく違いますよね。
医療用帽子や医療用スカーフも、たくさん色柄を揃えることによって
たくさんの髪型を楽しむのと同じこと。
毎日を明るく楽しく過ごすために
抗がん剤治療や脱毛症、薄毛の治療などで悩んでいる
ご家族やご友人のためのギフトとしてもおすすめしたいヘッドスカーフです。
セレクトショップ・シンフーライフ 店長/ウェブマーケティング/バイヤー
10年以上のバイイングとECサイト販売の経験から得た商品選びのポイントや業界裏情報、自分が働いている中で衝撃を受けたファッションの話題を提供しています。