イシカワブラシとは?
イシカワブラシは、カシミヤ・ベビーカシミヤ・シルク・毛皮・ビキューナなど
現代の繊細な生地で作られた衣類をお手入れするために誕生した
いまだかつてない高級素材専用の洋服ブラシです。
1つ12万円でも注文が後をたたないイシカワブラシ
イシカワブラシは、有名デパートや高級セレクトショップで取り扱いがありますが
つねに予約待ちで、現品をその場ですぐに購入することができないことが非常に多いです。
「1つ10万以上」という、洋服ブラシとしては高額に感じる価格でありながら、何故予約が殺到しているのでしょうか?それを説明するには、まずは洋服ブラシ自体の時代背景からご説明しなくてはなりません。
時代背景~昔は豚毛で十分だった洋服ブラシ~
その昔、まだ道路も舗装されてなく、土埃(つちぼこり)が舞うような地面を馬車が行き交いするような時代には、厚手のしっかりしたツイード素材のジャケットを着用している人がほとんどでした。いまと違って、外出すれば砂や土埃ですぐに洋服が汚れるので、ジャケットや上着はとても堅牢な作りでした。そんな丈夫な上着のお手入れには、固くて太い豚毛がうってつけだったのです。硬い毛のブラシでごしごしこすっても、元の洋服生地がぶ厚くしっかり作られていたのでとくに問題もありませんでした。
しかし私達が生きる現代はどうでしょうか。道路もキレイに舗装され、屋内も屋外も快適になった現代においては、そういった分厚いジャケットやアウターを着用する人は殆どいなくなり、代わりに、多くの男性・女性が軽量の柔らかな高級素材(カシミヤ、シルクなど)で作られた衣服を身に纏うようになりました。
そうなると、従来の「固くて太い豚毛の洋服ブラシ」では、そもそもそういった素材に適してつくられていないため生地を傷つけてしまいます。繊細な生地には、繊細な毛をつかった洋服ブラシでブラッシングしてあげるのが現代高級衣料のお手入れの鉄則と言えます。
しかしながら、当時は、薄くて柔らかい繊細な素材に適した洋服ブラシというものは
市場に存在しませんでした。「柔らかくて薄い高級素材に適したブラシをつくらねば」ブラシ職人の石川和男氏の闘志に火がついた瞬間です。
ブラシ職人の石川和男氏が探求の末たどり着いた1つの答え
現代の繊細な生地を傷めずにお手入れできるのにふさわしい毛は一体何だろう…?
一生懸命考えても、なかなかその答えは見つかりませんでした。
しかしある日、柔らかな高級筆に使われている素材に注目したとき、その答えが見つかりました。
それは、「馬の尾脇毛(おわきげ)」
尾脇毛とは、馬の毛の中心部分にはえている産毛のことで、高級筆の材料として使われ、1本数万円もするものでした。一頭の馬からほんのわずかしかとれない貴重な馬の毛。
「これだ!」
尾脇毛の価格は通常の馬毛の10倍以上。
当たりの柔らかさに加え強いコシがあり、力一杯ブラッシングしても生地を傷つけることがなく、目の中の細かいホコリまでキレイに掻き出すことが出来る極上毛。
この尾脇毛を使用することにより、究極の洋服ブラシを生み出すことに成功しました。
現在、この尾脇毛を用いた洋服ブラシを製造しているのはイシカワブラシだけです。
ブラシ自体に「天然の脂」が含まれているので、ブラッシングするたびに、生地に脂が足されて、従来のふわふわで潤いのある素材感を持続することができます。
高級衣料をクリーニングに出している方はとても多いと思いますが、クリーニングは化学合成物質で洗浄するため、クリーニングにだすほど、天然素材の風合いを損なってしまいがちです。
クリーニングにだしたら天然由来のツヤや高級感が低下してしまった……。
そう感じたことのある方は少なくないのではないでしょうか?
クリーニングの回数激減。12万でも安いと思う理由
カシミヤや毛皮のコート、セーターを毎シーズンクリーニングに出すことを想像してみてください。毎シーズンクリーニングに出している方は、その金額を。
素材が良い場合はプラス料金がかかることも多いので、毎シーズン、それなりにクリーニング代がかかっているのではないでしょうか?
1シーズン数万円だとして、、家族の場合だと×人数分かかるクリーニング代が
12万円のブラシを1つ買っただけですっかりなくなるとしたらどうでしょうか?
それが何年も続けば、
毎年数万、数十万かかるクリーニング代が、何年たっても12万円ぽっきり。しかも天然由来の風合いは損なわないので、クリーニングに出すよりも素材が劣化が格段に落ちます。
毛皮や上級素材のコートや衣類を沢山持っている人にとっては、こんなにお得な話しはないということで、注文が毎年殺到しているのです。
他の洋服ブラシと違う、イシカワブラシの凄さとは?
イシカワブラシの生みの親、石川和男氏は長年の研究により、洋服ブラシの中でも最高クラスの一品を作り上げることに成功しました。そしてこのようにも語っています。
「利益を目標にしたら、本当に良いものは作れない。」
石川氏の目標は、利益ではなく「どこまで良い洋服ブラシが作れるか?」ということ。そのため、制作のために時間と手間を惜しまず、3日から4日かけて1つがやっと完成するイシカワブラシ。
他の洋服ブラシでは行っていない、その代表的な行程技術を紹介します。
他の洋服ブラシでは行わないこれらの徹底したこだわりの行程により一生劣化しない洋服ブラシができあがります。
ひのし
材料となる毛にアイロンを掛けて丹念に毛の水分をなくします。この行程により「一生劣化しない洋服ブラシ」ができあがります。石川氏曰く、洋服ブラシでこの「ひのし」をしているものは見たことがないとの話。
ウス抜き
希少な尾脇毛からさらに毛の1本1本に目を通して柔らかい毛と固い毛により分けます。非常に細かく、一番根気の要る作業です。
さらい
ブラシをかけた時に生地に掃きムラができないようにナイフで丁寧に毛の太さを揃え毛先をまとめます。
200以上の穴に毛を丁寧に埋め込む
イシカワブラシのブラシ穴は全部で210。その全ての穴に手作業で丁寧に尾脇毛を埋め込んでいきます。いわば210本の筆をつくるのと同じ作業と言える、かなり手間のかかる作業です。
1本のブラシにかかる時間と手間、情熱、製造秘話を知ることで、あなたにとってかけがえのない大切な一本として一生活躍してくれることでしょう。
イシカワブラシQ&A
Q:毎日ブラッシングしたほうがいいのですか?
A:ホコリをかき出すためのブラッシングであるため、毎日かける必要はありません。毎日、または週に複数回着用するような場合は、週1程度かける程度で。たまに着用する衣服の場合はクローゼットから出し入れする際にかけるだけでも大丈夫です。
Q:毛玉が発生した場合はどうすれば良いのでしょうか?
A:毛玉取りでカットしたり取ったりすると生地が傷みます。毛玉をほぐすように良くブラッシングして下さい。
Q:ニットに醤油のしみがついてしまった場合は?
A:その場合はブラシをしても落ちません。ご自分で落とすか、クリーニング店にご相談下さい。
Q:ネットでみた12万円のブラシの写真には、赤いヒモがついていたのに、届いたものには青い紐がついていた。
A:作成時に在庫のある色を使っているだけなので紐の色は値段と関係ありません。購入時期によって異なりますのでご了承ください
Q:5万円と12万円のブラシの違いは何ですか?
A:12万円の方は、選毛した尾脇毛から更に毛の太さや色を見分けて選別した
より柔らかい毛質で、薄手のカシミヤ、シルク、毛皮、着物にお使い頂けます。
ブラシ色は5万のほうはグレー調、12万の方はベージュ調でお色も若干異なります。
Q:白カビの衣類には使わない方が良いでしょうか。使って問題ない場合は使用後のお手入れ方法も教えてください。
A:衣類にしっかりブラッシングしていただくのはいいでしょう。お掛けいただいた後は、先ず手で何度もブラシの毛先を払ってください。さらに気になるようでしたら硬めにしぼった水タオルでブラシの毛を拭いていただいても構いません。
Q:イシカワブラシのお手入れ方法を教えて下さい。
A:手で払っていただき、さらに気になるようでしたら硬めにしぼった水タオルでブラシの毛を拭いていただいても構いません。
また、ブラシの中に気になる埃などが取れない場合には市販のコームなどを使用し取り除いても大丈夫です。
ただ、あまりコームをかけすぎるとブラシ自体を痛めてしまう可能性があるので、注意しながらお手入れをしていただくことをお勧めいたします。プラスチックのものでも大丈夫ですが、しっかりと根元から毛玉をかき出すようケアすることがポイントです。
Q:カシミヤ100%のコートのケアには、どのブラシを使えばよいでしょうか。
A:カシミアは柔らかくデリケートな素材であるため、13.2万円(税込)をおすすめします。16.5万円(税込)のほうはビキューナやベビーカシミアなどよりキメの細かい生地に対応します。しかし、その分コートのような厚手の生地をブラッシングする際には、コシがものたりなく感じられる可能性があります。
ブラッシングの仕方
しっかりと手にもち、力をこめてブラッシングします。下記の動画は、毛玉がブラッシングによって小さくなり、なくなっていく様子です。
3分弱の動画です。
毛玉は、髪の毛が絡まっているのと同様の状態なので、切ったり取ったりせず、根気よくブラッシングしてあげると段々小さくほぐれてきます。
シンフーライフ取り扱いのイシカワブラシ
5万円|カシミヤやウールなどの上質なコート・重衣料などのブラッシングに
5万円のイシカワブラシ詳細をチェック
12万円|ニットやセーター類・和服や毛皮、より柔らかいシルクやカシミヤ製品のお手入れに
12万円のイシカワブラシ詳細をチェック
15万円|更に柔らかいビキューナ、ベビーカシミア対応
希少価値の高いニット製品も、究極に柔らかいイシカワブラシが、長持ちしてご着用するためのお手伝いをします。
15万円のイシカワブラシ詳細をチェック
20万円|全ての素材に対応するマルチな最上級モデル
コートなどの重衣料からビキューナなどの高級素材まですべてOK
20万円のイシカワブラシ詳細をチェック
30万円|洋服ブラシ一線を画す最高峰モデル
ビキューナ(ビクーニャ)カシミヤ(カシミア)着物も毛皮もオールマイティに使える
30万円のイシカワブラシ詳細をチェック
シンフーライフはイシカワブラシの正規販売代理店です。
シルクやカシミヤなど高級生地のコートやスーツ、ニット、ストールも傷めることなく細部までケアすることができるイシカワブラシは、海外の有名高級ブランドでも使用されているほどの逸品。
国内でも、高級百貨店や有名セレクトショップで実演販売を定期的に行い、「良いもの」を知り尽くしたファッション専門家からも高く評価されています。
シンフーライフは、石川氏から直接指導を講習を受けたスタッフが揃っておりますので、ご不明点がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。