ちょっとしたことですが、アメリカで「エナメルパンプス」と言ってもなんのことか通じません。
あちらではパテントレザーパンプス(パテントパンプス)と呼びます。
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これは、靴の皮革の上からエナメル塗料でコーティングし、水や汚れをはじきやすくし、手入れを簡単にしたこのパンプスが、特許(英語でパテント)をとったことに由来しています。
当時は、合成皮革もない時代ですから、靴にエナメル塗料でコーティングし、光沢まででるこのようなパンプスは、画期的だったと思います。
シンフーライフでも販売している、防水性のパンプスも基本のエナメルレザーに防水加工したパンプスです。
現代でも、合成皮革のエナメルより、レザーのエナメルは、耐久性も品質の面でも大きな差があるので、雨の日にもエナメルレザーのパンプスをオススメしています。
でも、レザーにこれだけのコーティングを施して、レザー特有の質感や風合いを消してしまったエナメルのパンプスのクオリティを決定づけるものってなんでしょうか?
それは、色のクオリティだと、私は思います。
靴全般にも言えますが、見たときに高級そうな雰囲気に見えるのは色の作り込みがとても大きいです。
特にネイビーやベージュ、パステルカラーなどのような微妙な色合いは、安っぽいカラーと高価そうなカラーの違いがわかりやすいと思います。
結婚式や、入学式、卒業式などでも活躍するエナメルパンプスは、クオリティの良いものを選んでください。