イシカワブラシの選び方アドバイス【5万・12万・15万・20万・30万】
店長:青柳
イシカワブラシをお選びになる際、「価格による違いはなんですか?」「選び方を教えてください」等のお問い合わせをよくいただきます。こちらの記事では、どのイシカワブラシを選べばよいのか。お問い合わせする時間のない方に、なるべくわかりやすく説明したいと思います。
現在、シンフーライフでは、【5万・12万・15万・20万・30万】の、合計5種類の価格帯のイシカワブラシを取り扱いさせていただいております。
そもそも「イシカワブラシって何?」という方は、詳しい解説をご用意しておりますので御覧くださいませ。
→イシカワブラシとは?イシカワブラシ通になれる読み物はこちら
見た目はどれもほとんど一緒に見えるため、写真だけでは、よくわからない方も多いと思います。
実際お手に触れてみたときの違いは「毛質のほそさと柔らかさ」
毛質が柔らかいほど、弱い繊維の奥深くまで優しく入り込み、汚れをかき出してくれるという特徴があります。
豚毛のような硬い毛は、繊維を傷めるだけで終わってしまいます。イシカワブラシは価格が上がるほど、毛質と柔らかさがグレードアップしています。
各種類ごとに説明を致しますので選ぶときの参考になさってください。
ちなみに、ブラシに取り付けてある紐の色は、職人の石川氏が、ランダムに取り付けておりますため紐の色によっての種類の判別はありません。
イシカワブラシ【5万円】
5万円のイシカワブラシブラシは希少な尾脇毛からできています。毛の色を白と茶色と黒を混ぜている理由は、同じ硬さの毛を集めているため。天然ウールのコートやジャケット、セーターやニット小物などのお手入れに適しています。カシミヤ製品にも利用できますが、カシミヤにはより柔らかい毛質の12万円の方をおすすめします。
イシカワブラシ【12万円】
12万円のイシカワブラシは、選毛した尾脇毛から更に毛の太さや色を見分けて選別した【よりきめ細やかで柔らかい毛質】のものを集めて作っています。カシミヤ、アンゴラ製品はもちろん、お着物、シルク、毛皮などあらゆるデリケートな商品のお手入れに適しています。毛質はより柔らかくなりますが、ウール素材にももちろん使えます。
当店ではこちらのタイプが一番の売れ筋となっております。
イシカワブラシ【15万円】
こちらのブラシには、馬の尾脇毛ではなく、「羊毛」を使っています。12万円のブラシよりもより柔らかい究極の柔らかい毛。ビキューナ」「ベビーカシミヤ」などの、ハイグレードなお素材のお手入れに適しています。
イシカワブラシ【20万円】
20万円のイシカワブラシは、尾脇毛と羊毛をブレンドしたもので、すべてのデリケートな繊維のお手入れに対応します。12万円と15万円の要素両方を兼ね備えたスーパーブラシ。素材を気にせずオールマイティに利用できる最上級モデルです。
イシカワブラシ【30万円】
上記の20万円がイシカワブラシの最上級モデルでしたが、2023年、職人の石川和男氏が、より最高峰を目指して作り上げたのがこちらの30万円のイシカワブラシ。
これまでのブラシも十分に高品質、でも「もっと良いものが作りたい」という稀代の職人気質石川氏の洋服ブラシ職人としてどこまでいいものを作れるかを追求したハイエンドモデルです。
一頭の牛からほんのわずかしかとれない貴重な牛の耳毛を使っています。一本数万円する、高級筆の材料として使われているものと同じです。
ウールからカシミヤ、ベビーカシミヤ、シルク、ビキューナなどの超高級素材まであらゆる生地に対応でき、豊かな風合いを保てる洋服ブラシとなっております。
まとめ
お悩みになられるポイントの一つに、お値段もあるかと思います。お持ちになられている衣類やコートの素材をチェックしてみて、ご家族含めたくさんお持ちであれば、よりグレードの高いものをお選びいただくことをおすすめします。
コートはどんなに高くても、トレンドが終わってしまったりすると着用できなくなってしまうこともありますが、イシカワブラシは1つあれば一生使えます。
仮にこの先、20年使うとしても、1年1万円で年2回のクリーニング代がほぼなしになると考えたらとってもリーズナブル。
4種のイシカワブラシの違いと選び方について書かせていただきましたが、ほかご不明点があればなんなりとお問い合わせください。シンフーライフは石川氏から直接指導を講習を受けたスタッフが揃う正規販売代理店です。
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