Loake-ローク-
靴|イギリス
トラディショナルの聖地イギリスのシューズブランド
「Loake(ローク)」は、クラシックで伝統的なスタイルの英国靴を作り続ける老舗ブランドです。
1880年、現在のローク社長のAndrew Loake(アンドリュー・ローク)氏の曽祖父であるジョンと、トーマス・ローク、ウィリアム・ロークのローク三兄弟によって、
ノーサンプトンシャー州のケタリング・キングストリートで産声をあげました。
ノーサンプトンは、イギリスでは靴づくりで有名な街です。
1894年には、現在も使われている、ウッドストリートに工場を移転します。100年以上稼働している工場で今も高級靴が作られ続けているのです。
1910年代から1940年代の激動の2度の戦争も、アーミーブーツなどを提供して生きながらえます。
そして、創業から130年以上の歴史を誇る、現在のロークは、履く人のことを考えた靴づくりが英国王室にも認められ、
2007年にエリザベス2世からロイヤルワラント(Royal Warrant of Appointment/英国王室御用達)の勅許を与えら、翌年、イギリスのフットウェアアワードでも入賞。
全てイギリス国内で、今でも1足作り上げるのに200工程を8週間かける靴作りを続ける高級ラインの「Loake Shoemaker」と、
海外の工場で生産する「Loake Design」や「Loake Lifestyle」といった価格を抑えた二つのラインを中心に展開しています。
高級かつトラッドを極めた、熟練した職人がベンチメイド(一人の職人が全工程を手がける製靴スタイル)で仕上げる最上級ライン「ローク1880」を筆頭に、
イギリスのミュージシャン達が愛用したタッセルローファーまで、ファンも多く、クラシカルな本革の靴も持つ、美しさ、品の良さを感じられる、歴史と実力、人気が備わった、一級のブランドです。
ロークの世界観を堪能できる動画(英語)
ロークの靴がどんな課程で作られているかを知ることができます。
クオリティや製造工程に自信を持っていなければ、こういう動画は公開できませんよね。
5分ほどの動画ですのでロークの靴のファンであれば是非チェックしてみて下さい。
男の革靴といえば、英国。イタリアとは違う伝統の重みのあるしっかりとした重厚なつくりは、30代を過ぎてからとてもほしくなりました。
でも、英国ブランドの紳士靴は、最近特に、革靴全体が値段が上がっている中ではなかなか簡単には買えそうもありません。
例えば、英国紳士靴の代表的なブランドであるクロケット&ジョーンズやチャーチなんかも4万円から5万円台くらいで買えた時代もあったそうですが、今では7-8万円台が標準です。
もちろん、あまり知られていないブランドの革靴なら、もう少し安く買うこともできるかもしれませんが、せっかくイギリスブランドの革靴を買うなら、
ちゃんと説明できるようなバックグラウンドは欲しいし、なにより、イギリス自体に、有名じゃないブランドが生き残る余地があるのかっていうととても疑問です。
価格競争したら一番最初に脱落しそうですし。。
そういった意味で、真に手頃な価格設定の、いわゆる「コスパの良い」イギリス革靴は少ないと感じています。
そんな中で、私がお勧めしたいのは、このローク(Loake)なんです。
ロークも英国紳士靴の代表的なブランドですが、英国でエリザベス女王からロイヤルワラントをもらったのは2007年と新しく、
他の老舗の英国ブランドと比べて、ネームバリューが少ないのも致し方ないかもしれません。
また、100年以上の歴史のあるブランドにも関わらず、ロンドンに自分のお店を構えたのは、実に2011年なんです。
だからかどうかは、わかりませんが、ロークの革靴はいまならレギュラークラスでも4万円台から5万円台と、高級紳士靴を買うにはハードルが低く設定されているのはうれしいところです。
そんなロークの商品ラインアップは大きく5カテゴリーに分かれています。
1.Loake 1880
ロークの最高級ラインのコレクションです。
ハンドメイドで作られており、他の英国紳士靴の代表的なラインにも負けないコレクションだと思います。
他のロークの靴と比べても、より複雑な工程と手作業を加えた靴となっています。当然、革などの素材も一級品です。
2.Loake Shoemakers
ロークのレギュラーをはる主力ラインが、このLoake Shoemakersです。
ノーサンプトンシャー州の伝統ある工場で作られている、メインコレクション。
伝統的なグッドイヤーウェルト製法によって作られており、昔からの代表的なモデルは今も人気です。
3.Design Loake
ノーサンプトンシャー州・ケタリングで設計され、製造はインドで行われているラインです。
よりモダンで若い人向けのコレクションとなっています。
エントリーモデルとしても最適です。
4.L1
ノーサンプトンシャー州・ケタリングで設計され、製造はインドで行われているラインです。
コスパが良いので、ビジネスマンの日常使いとして現実的な値段と、使いやすいデザインが揃ったコレクションになっています。
このラインは、モデルネームは設定されていません。
5.Loake Lifestyle
グッドイヤーウェルト製法とは違い、セメント製法を使ったカジュアルコレクションです。
主にデッキシューズ、ドライビングシューズなどのオフスタイルの靴が多いラインです。
ロークは、日本でも有名なメンズの革靴ブランドに引けをとらないレベルで、イギリスでは有名です。
日本でも、知名度の向上とともに、価格が上がっていくことも予想されるので、買いやすい今、ぜひ、体感してみてください。